自転車がパンクした話
自転車の後輪がパンクした。
登校中に、突然。
どうやら何かを踏んだらしく、いきなり空気が抜け出し、タイヤがふにゃふにゃになってしまった。なんという腰抜けだろう。
学校まであと10分の距離。近くに自転車屋はなく、寄っていたら確実に遅刻してしまう。
しかも雨。とんでもない土砂降り。カッパに穴が空いていたのかズボンが濡れ、靴の中に浸水している状況で、パンク。
辛すぎる。
それでも何とか学校に行くと、30分ほど待たされた後に臨時休校になった。
なんのためにここまで来たのか分からない。
しかも水浸しの靴にパンクした自転車。
外は大雨。帰れる気がしない。
とりあえずコンビニに、パンクを修理できるものがないか探しに行った。向かったのは、社員教育がなってないことに自分の中で定評のあるコンビニチェーン。この時点で間違っていた。
レジのおばさんに自転車のパンクを修理できるような物がないか聞いてみると、
「え?自転車パンクした?ここには自転車修理できるもんはないなぁ。ていうかほんとにパンク?虫ゴムの劣化じゃなくて?自転車屋行って見て貰うだけでも1000円くらいするよ?あそこの自転車屋のおっちゃんいい人だから聞いてみたら色々教えてくれると思うよ。」
爆弾トーク&超タメ口。他のお客さんも萎縮してレジにこれなくなってしまっている。
「んー、あっ自転車ここに持ってきてる?」
持ってきてないから!持ってきてたらどうだと言うんだろう。直してくれるんだろうか。
結局無駄に時間が経って、小腹が減っていたので揚げ物をちょっと買って学校に戻った。
学校に戻って先生に相談してみると、
「職員室でパンクの修理セット借りれるよ?」
先に言って欲しかった。さっき相談した時何も言わなかったのに。
修理セットを借りることにした。
さて、セットを借りて自転車に向かって見たものの、パンクを修理したことなんかないので一瞬で手が止まった。
と、そこに先生登場。しかももう1人、パンク修理バリバリできるという先生登場。
あっという間に直してくれた。
調べてみると、タイヤのチューブには切ったような大きい傷が。
やはり何かを踏んでいたみたいだ。
ともかく、自転車も直ったのでお礼を言って大雨の中を帰った。
大変だった。
翌日、雨でとんでもないことになった。