城めぐりをして来た話
中々時間が取れず、この暑さの中何時間も自転車を漕いで、汗だくになりながら行った。
まず訪れたのが庭瀬城跡。
沼城で、あまり規模の大きい城ではない。
現在は堀の1部と神社が残っており、敷地内は公園になっている。
暑い中、ここだけは少し涼しくてとても居心地がよかった。
城に行く時は、大抵攻める側と守る側の双方の立場からどう戦うかのシミュレーションなどをするけれど、ここではそんな事はあまりせず、ほっこりと過ごしていた。それほど落ち着く空間だった。
そして、次に訪れたのは撫川城。なんでも、元はさっきの庭瀬城と同じ城だったとか。
この撫川城も沼城だが、こちらは石垣と土塁が残っている。
大きな門を抜けて、いざ、本丸(?)へ。
それぞれ石垣と土塁の上。結構な高低差があり、3m〜4mほどあった。あと、隅っこにカラスが沢山いた。
そして、庭瀬城と同様、こちらにも神社が。
お参りしてきた。
最後に、撫川城から自転車で1時間近くかけて、かの有名な備中高松城へ。まずは、その手前にある堤防跡から。
野原のある公園になっていました。
そして、発掘された工事の跡も。
そして、1部だけ残っている堤防の跡も。
ほとんどの土砂は削り取られてしまったらしいが、少しだけ残っている部分に登ってみた。
堤防の上からの景色も。最上稲荷の大鳥居も遠くに見える。
その後は清水宗治公の自刃の地にも。結構奥まった所にあった上に、大雨の影響で工事もしていたので、たどり着くのが大変だった。
そして、いよいよ備中高松城へ。この備中高松城、撫川城と共に、羽柴秀吉の中国攻めで最前線になった境目7城で、秀吉の水攻めにあったことで有名だ。。
三の丸辺りに入ると、高松城水攻めの案内板というのがあった。各包囲ごとに誰が陣取っていたかなどが示されている。
そして二の丸へ。ここには資料館があった。
小さい所だったが、展示が結構すごい。
清水宗治公の象まで。
資料館を出て、本丸へ。
高松城は沼城だが、高松城の沼には蓮が多い。それはもう驚くほどに。
これは本丸手前。圧巻である。この蓮、驚いたことに水攻めが行われた当時からあったようで、1度埋まっていた沼を復活させると同時に当時の種が育ち咲いたとか。生命の神秘を感じる話。この蓮は宗治蓮というらしい。
本丸には、清水宗治公の辞世の句が刻まれた石碑が。そして、清水宗治公の首塚も。
城跡に行くと絶対にあるタイプの案内板。
これにて、今回の城めぐりは終了。
前々から足を運びたかった城にやっと行けてとても満足だった。
しかし疲れた。暑さでしばらくは無気力でその日一日を過ごすことになった。
オマケ、指が映りこんだ高松城本丸。